名古屋 腰痛と不定愁訴の関係
2017-11-29
今回は、腰痛と不定愁訴の関係についてお話ししたいと思います。
みなさんは、不定愁訴という言葉を聞いた事がありますか?
不定愁訴は読み方が難しく、ふていしゅうそと呼びます。不定愁訴は様々な症状が見られ、不眠や倦怠感、頭痛や感情のコントロールが難しく
なるなど自覚症状があるが、病院などの検査を行っても、原因が特定できずいるケースが多いものです。
原因が特定できず、なおかつ症状が多岐に渡るため、具体的な治療法が確立されておらず、軽症のうつ病やパニック障害、PTSD(心的外傷後ス
トレス障害)、適応障害などの合併症としても考えられます。
様々な症状が現れるこの不定愁訴ですが、実は腰痛や首の痛みなどを訴えるケースも珍しくありません。
以前、お店にも首の痛みを訴えてご来院になる、人は珍しくありません。腰痛を訴えている人に対しては、障害評価を行います。
ただ、とりわけ何か原因が特定する物がない人もおり、その方にゆっくりとお話を聞くと、「実は最近眠れなくって」とか、
「最近、何をしてても体が疲れている感じで、精神的にもイライラしてしまって、そんな自分が嫌になっています」という方が
多いのです。これは、不定愁訴からくる腰痛だと思います。この不定愁訴からくる、腰痛を抱えている人の特徴として、腰痛だけでは
なく、首の痛みや肩の強張りも強く出ている方が多いのです。
私たちの場合、原因が特定している腰痛(例えば、ぎっくり腰やヘルニアによる腰の痛み)の場合は、施術を適切な頻度で行うと
かなりの確率で大幅に改善が見られます。ただ、不定愁訴から発生した腰痛や肩・首の痛みの場合、原因が特定できないため、
どんな施術法が効果的であり、改善がみられるのか、可能性を探りそれを一つ一つ試していくという施術が必要になります。
ですので、不定愁訴の痛みを改善するには、他の腰痛に比べて少し長い期間が必要になります。
もし、不定愁訴の腰痛にお悩みの方は、ぜひ信頼できる先生の施術を受けて、簡単に「改善しない!!」とあきらめるのでは
なく、週に1~2回の頻度で施術を受け、最低4ヶ月間は続けてください。