名古屋市南区 ゴルフで肋骨疲労骨折
2018-02-28
ゴルフで肋骨疲労骨折を引き起こしてしまうこともある
肋骨の骨折と言えば、一般的にはぶつけてしまったとか転んでしまったなど外傷によるものとイメージできますが、それ以外にも疲労骨折を引き起こすこともあるのです。
どうして発生してしまうのかというと、肋骨に普段かからないようなストレスがかかることが原因で、スポーツでいえばゴルフや野球のピッチャーなどにみられるスポーツ障害です。
脊椎と胸骨にまたがって左右の肋骨は胸郭を形成していて、肋骨の構造上肋骨角から肋骨結節にかけては弱い部位であると言われています。
ゴルフスイング時の肋骨の動きをイメージすると、バックスイングする時には肋骨に付着している筋肉の作用で、胸側に大きく肋骨が引っ張られるような力が働きます。
そこからフォロースルーまで捻じれる力が働くために、肋骨のカーブの強いところに応力がかかります。
その動作が繰り返されることで頻繁に肋骨の側面から後方部にかけてストレスがかかって、最終的にその弱い部位に生じてしまうのです。
野球のピッチャーも体を捻じって投球するので、同様のメカニズムで生じてしまうのです。
ゴルフや野球のピッチャーなどが疲労骨折を引き起こすのはこうしたストレスが原因となるのですが、それを引き起こす要因のひとつが筋肉のストレッチ不足です。
また、急に練習場に通い始めて慣れない練習を過度にやりすぎてしまうことも要因になるのです。
疲労骨折の痛みは、息を吸った瞬間や咳をした瞬間などに胸が痛くなるのですが、持続する痛みではなくて一瞬なのである程度我慢することができます。
また、胸周りを締め付けるコルセットを使用することで、患部が固定されるため痛みが緩和しますし、人によってはコルセットを付けている間はほとんど痛みを感じないというケースもあります。
治療としてはスポーツ休止して安静にしていれば約1ヶ月から2ヶ月程度で完治します。
その後は体幹の柔軟性を向上させたり、ストレッチングをしたりして元の状態に回復させていきます。
ただ厄介なのは単純にレントゲン撮影だけではなかなか診断ができにくいことで、競技特性や長引く胸部の痛みで圧痛部位が限局しているといった臨床症状から推察することになります。
また、レントゲン検査で分からない早期の段階では、エコー検査やCT検査などがとても有効になります。
いずれにしても、左の胸に痛みを感じるなど何らかの違和感がある場合には、早期に整形外科を受診して適切な検査を受けることです。
スイングなどで痛みを感じるケースのほとんどが筋肉痛で、骨折などによることは少ないものです。
ただ、スイングで常に使われる腹筋の中でも外腹斜筋と呼ばれる胴部側面に位置した広い面積を誇る筋肉に筋肉痛を引き起こしてしまうと、先に触れたように骨折を引き起こしてしまうこともあります。
ですから急激に練習の量を増やしたり、疲労が残った状態でプレーを続けたりすることは避けるべきです。
いつまでもトラブルなくプレーを続けるためにも、無理をしてはいけないということをしっかりと把握しておく必要があります。
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