名古屋 寝違い
2014-07-11
寝違い(寝違え)は一般的に知られた言葉かもしれませんが、実は正式な医学用語ではありません。寝違い(寝違え)は朝起きた時に
頸部(首)の激しい痛み、とくに首を動かそうとした時に痛みを感じる状態の事を総称して、寝違い(寝違え)と呼んでいます。
ですので、医学的には首の靭帯や筋肉が急激な伸張やその反動の拘縮による、急性炎症と考えられ、正式な名称は「急性疼痛性頸部拘縮」
と呼ばれています。では、なぜ寝違いが起きるのか?それは、不自然な姿勢で寝続けた状態を維持することにあります。通常は睡眠の状態
でも、首に違和感を感じたり、痛みが出たりすると、眼がさめたり、姿勢反射が機能し、無意識のうちに首の姿勢を変えますが、疲労や睡眠不足
あるいは泥酔状態で眠ってしまうと、これらの反応が鈍くなり、不自然な姿勢で寝続けてしまうことがあります。そして、首の関節や筋肉にかかっ
ていた負担が原因の場合に生じると考えられています。特に、三叉神経を圧迫するような姿勢を長時間続けることで、首に痛みが出る場合が
多いと言われています。症状の現れ方として、起床時にある一定の姿勢をとった際に、首の周辺に激しい痛みを感じる事があります。また併せて
頸椎の運動制限を伴う場合が多く、頭痛や背中の痛み・張り、圧痛部やしこりを伴う場合があります。長時間頸部の緊張状態が続くと、肩や腕に
繋がる神経の促通が頸部の筋肉拘縮で圧迫され、腕や指の痺れを伴う事もあります・。