名古屋 脊柱分離症
2014-07-28
脊柱分離症とは、思春期のジュニアアスリートに多く見られる障害の一つであり、症状としては腰椎(背骨の腰の部分)の椎弓の
上下関節突起部分が断裂した状態で、腰の骨(腰椎)は5つありますが、主に4番目と5番目の腰椎に起こります。スポーツのやりすぎ
が主な原因であり、野球やテニス、ゴルフなど腰をひねりながら行うスポーツ競技のアスリートが発症リスクが高いと言われています。
分離してしまった腰椎と、その上に存在する腰椎の連結する力が弱くなって不安定になり、周辺の筋肉や靭帯に負担がかかり傷がついた
り、過伸張が起きます。そのため、長時間同じ姿勢で立っていたり、腰の一部に負担が集中してしまう動作を継続すると痛みが生じます。
また腰椎と腰椎の間にある。椎間板の間隔が狭くなり椎間板ヘルニアと言う障害に発展してしまうこともあります。そして、脊髄神経が圧迫
されてしまうと、脚の裏がしびれたり、感覚が鈍くなる座骨神経痛を引き起こすことがあります。ジュニアアスリートがなる腰痛のほとんどが
脊椎分離症と言われるほど、この脊柱分離症の発症例は多いのです。くろねこ腰痛整体院にも野球やテニス、ゴルフやバレーボールなど
で脊柱分離症になってしまったジュニアアスリートが多くご来院になります。脊柱分離症の治療法は基本的に保存療法などしかないと言われて
おり、コルセットを渡されて、ひたすら巻いて運動を控えることしかできないとされています。我々も基本は保存療法でありますが、それだけでは
早期の復帰ができない可能性が高いので、腹横筋や腹斜筋を鍛えるトレーニングを行います。特に腹斜筋を鍛えるサイドベントや下背を鍛える
リバースハイパーエクステンションなどを行うことで、悪化を防ぎ早期のスポーツ現場復帰を目指します。