名古屋 野球肩(リトルリーガーズショルダー)
2014-07-31
リトルリーガーズショルダーはリトルリーガー肩、リトルリーグ肩、少年野球肩などと言われるスポーツ障害であります。
少年野球(小・中学生)選手中心に引き起こる障害で、上腕骨(腕の骨)の近位骨端成長軟骨板の炎症あるいは損傷です。
なぜリトルリーガー肩になってしまうのかというと、基本的にはオーバーユースと間違ったフォームでの投球動作です。
上腕骨(上腕の骨)のように長い骨を長管骨と呼びます。人は生まれてからすぐは、長管骨の端である骨端と言う部分が成長
して、骨が長くなっていきます。ですので、成長が完了する成長期の子どもの上腕骨は、骨端には軟骨が存在しています。その状態で
投球動作を継続的に行い、腕を強く振ると、フォロースルー(ボールを投げたあとの動きの流れ)において上腕骨の頭に近い側の軟骨
強い負荷が加わり、炎症や損傷が発生します。その痛みや違和感、可動域の低下がリトルリーガーズショルダーと呼ばれるものになります。
まず、この障害を予防するには、適切な投球回数と正しいフォームです。フォロースルーの動作が原因になるため、体の捻りではなく、肩の
動きだけを強調したフォームにおいては、障害の発生リスクを高めてしまいます。また、筋力のアンバランスと筋力が弱いことが原因にもなりますので
、適切なメニューの筋トレをする事が大切です。野球肩は、投球開始まで3~6ヶ月と言われていますが、治療を積極的にやれば2ヶ月ぐらいで
完治するケースが多いです。