名古屋市南区 椎間板ヘルニアのセルフケア
2015-11-06
「椎間板ヘルニア」はセルフケアと保存的療法で改善
人間の脊椎(背骨)を構成するひとつひとつの椎体という骨の間には、骨どうしがこすれ合わないようにクッションの役目を果たす椎間板というものがあります。
この椎間板が何らかの要因によって変性して潰れ一部分が突き出る場合や、その位置から飛び出す場合があって、それにより神経を圧迫する疾患を「椎間板ヘルニア」と言います。
一般的に若い人のヘルニアは腰に、中高年のヘルニアは首に起こりやすいといったイメージがあります。
これは、腰椎の椎間板が頚椎の椎間板よりも年齢的に10年以上早めに傷むためで、実際に腰痛と共に足の痛みやしびれを伴う腰椎椎間板ヘルニアは20歳から40歳代の比較的若い世代に多く見られます。
また、男性に多くみられると言った特徴もあります。
起こす危険因子として考えられることは、腰部や頸部に負担のかかりやすい職業に携わっていることや、負担をかけてしまう行動を頻繁にとってしまうことです。
また喫煙や肥満、遺伝的要因なども危険因子として考えられることがあります。
一般的な検査方法としては、脊髄造影・CTスキャン・MRIなどですが、特殊なタイプのヘルニアの場合には、椎間板造影や神経根造影などといった検査方法が必要になるケースも考えられます。
主な症状としては、最初に腰痛やぎっくり腰のような症状が数日間みられて、その後は引き続き一側の下肢へと激しい痛みが放散する感じです。
数日間程度はほとんど満足に動けないことも多い程の激烈な痛みになるケースも多いですし、その痛みによって睡眠も妨げられることにもなってしまいます。
しかし、この激しい痛みは2週間から3週間程度でピークを迎えることが多く、その後は鈍痛が下肢へと放散していきますし、徐々にこの鈍痛も薄らいで行くといった経過を辿ります。
ただ、一般的な場合はこのように症状は一側下肢のみに限局するのですが、場合によっては両下肢が痛んだり、排尿排便障害が起こってしまったりする可能性もあります。
治療法は安静・腰椎コルセットの装着・腰椎牽引や腰部マッサージなどの保存的療法が主になります。
また、痛みが酷い場合には神経ブロックなどの鎮痛を目的とした治療法が実施されたり、内服薬として鎮痛消炎剤・筋弛緩剤・ビタミン剤などが投与されたりします。
これら様々な保存的療法を実施しても改善されない場合には、手術的治療法が実施されます。
手術的治療法としては、レーザーを使用するものや内視鏡的に行うものなどの経皮的髄核摘出術があります。
ただ、全体の80%から85%は自然経過で軽快することが多い症状なので、セルフケアをすることも大切です。
まずは日常生活・仕事・スポーツなどで痛む動作を控えることが大切で、患部に負担がかからない生活を心がけることが大事です。
解消のためのケアをすることも大切で、無理のない範囲で体操やストレッチを心がけると良いです。
基本的に痛みが辛い場合でなければじっくりセルフケアで対応することにより特別な治療を受けなくても大丈夫な疾患です。
ただし、無理したり間違った方法で行ったりしないことが重要です。
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