名古屋市南区 けいれんの予防
2018-05-18
熱性けいれんは遺伝的な病気だとも考えられています
目の前でけいれんに遭遇すると、頭では理解していても慌ててしまうもので、特に家庭生活で突然子供がけいれんすると慌てるのは仕方がありません。
その為、稀に見られる子供のけいれんに備えて、頭の中に子供のけいれんとは何なのかといったスペースをつくっておくことも大切です。
けいれんの原因として考えられる要因は多くあるので、一度けいれんを起こした場合には、安易にその後はもう大丈夫と判断しないで医師の診察を受ける必要があります。
また、けいれんはほとんど10分程度以内で止まりますが、15分以上続くような場合には速やかにけいれんを止める処置をする必要があるため救急車で病院に搬送する必要があるのです。
それから1時間以上けいれんが継続してしまうと、脳の機能に影響することがあるので注意が必要です。
ちなみに、実際経験してみると分かることですが、1分間のけいれんであっても実に長く感じるものです。
子供のけいれんで最も多くみられるのが熱性けいれんで、その名が示すように熱があってけいれんを引き起こす病気です。
生後5ヶ月頃から6歳位までの子供のけいれんに用いられる病名で、熱の原因が髄膜炎・脳炎などといった中枢性疾患や代謝性疾患ではない時に使用されます。
熱の原因のほとんどが風邪などの感染症で、子供の約5~6%にみられる極ありふれたもので、両親や兄弟で子供のころに同じ症状を起こした既往があることが多いです。
その為、遺伝的な病気だとも考えられています。
一度発生すると約30%~50%の子供が繰り返すと言われていて、38度以上の熱を出してから24時間以内に起こることが多くあるのです。
ただ2~3日熱が継続してから、けいれんを起こす場合は熱性けいれんよりも髄膜炎や脳炎の可能性が多いので注意が必要となります。
ですから、突然けいれんを引き起こして初めて熱があることに気づく場合は、脳に影響することは非常に稀と考えられるのです。
このように子供がけいれんを引き起こした時の対応ですが、一番良い事はゆっくりと体の左右どちらかを下にして横にさせることです。
そして、上になった方の足を軽く曲げて前に出して寝る姿勢にして観察するようにしましょう。
先にも触れましたが、もし5分以上継続しているようなら救急車を呼ぶ準備をすると良いです。
その上で、全身けいれんなのか、左だけのけいれんなのか、顔だけなのかなど、どのようなけいれんなのかを観察することが大切で、それが診断の重要な情報になります。
現在、けいれんの予防やけいれん止めとして座薬が使用されていて、熱性けいれんの経験者に対しては37.5度から38度になった時には予防的に座薬を使うよう指示している医師も少なくないです。
実際けいれんが発生した時に速やかに座薬を使用すると、けいれんの持続時間が短くなります。
それから、けいれんは突然起こる症状ですが、その場で死亡することはないので、焦らず速やかにかかりつけの医師と連絡をとり対応することが大事です。
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